ジェントルマンとレディーファースト
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この漫画を描いている最中ふと大学の頃のことを思い出しました。きゃとらにはハワイの片田舎にある大学出身なのですが、学内の日本人サークルのイベントで、男子、女子がそれぞれ互いに対して思ったことをぶっちゃけるディスカッションイベントが開催されたことがあったんです。
古くて申し訳ないですが、NHKの『真剣10代しゃべり場』を彷彿とさせるこのイベント。こういうイベントになると得てして雄弁になるのは…女子たちです。「まあせっかくだから言わしてもらいますが」とばかりに普段感じている不満をいくつもいくつもブラックボックスから取り出します。中でも一番叫ばれていたのが、『レディーファーストがなっていない』と『他の国のメンズが女性へのアプローチに積極的なのに対し日本のメンズは草食すぎ』の2本立て。
ディスカッションが始まってすぐにこのイベントがいかに男子たちに不利かが分かりました。女性が男性への不満を口にする時って『権利向上の訴え』みたいに正当化されることが多いですが、男性が女性への不満を口にするとなぜか反感を生むのです。なので思うところはあるものの口をつぐむ男子たち。
そんな女子たちだけですっかり盛り上がっていた最中、一人の男子が手を挙げこう言ったのです。
「草食とかそういう問題ではありません。僕たちだって気になる女子がいれば、自分からアプローチするしその子のためならレディーファーストだっていくらでもやります。」
静まり返る女子たち。
つまり問題は男子たちが草食系かどうかではなく、彼らが恋愛対象として意識している女子がいなかったということでした。
チーン
ごもっとも。レディーファーストにしたって、女子たちの方が男性がレディーファーストをしたくなるようなレディーであることが前提ですよね。
きゃとらにも唐揚げ分精進しやす!
きゃとらに🐈
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